食走想遊-くうそうあそぶ 三浦半島旅暮らす

2014-201904まで続けていたブログの三浦半島・令和版。東京生まれ東京育ちの自分は三浦半島を旅しているような心持ちで暮らしています。

2019 7/15㊊ 話がしたいよ

7/15㊊ 話がしたいよ

 

バンプオブチキンの楽曲がAmazon配信になる。

じっくり聴きたかったので、ずっとずっと聴き続けている。

 

6月末、ほてい草の花が、突然、咲きました。

https://www.instagram.com/p/BzH1C01AptD/

 

 

話がしたいよ、の、この感覚は、

自分の中にずっとずっといつもあって、

亡くなった父母、

15年一緒にいて別れたB、

遺産相続問題で音信不通になっている実妹

動物のように風と同化して美しく走る人、

我儘で勝手な自分を訪ねてくれる女友達、

教育母親の元で育つ13歳の姪、

いつも一緒に生活している夫、と、

思う人たちは、たくさんたくさん、いる。

 

けれど、話をしている瞬間から、

すぐに目の前から過ぎていってしまう切なさと儚さ、

そんなことを、同時にというか、そちらのほうを大きく感じてしまう。

 

そんなの当たり前だし自分だけのことではない、のだが、

大切と感じているすべて、

当たり前と思い込んでいるすべて、

そんなことが、一瞬にして消えてしまうこと、

そして、どんなに思いを巡らせてても、どうやったて戻れないのは一緒だよ、と、

なくしてしまった時の大きな大きな、喪失感、が、

いつもいつも自分の気持ちの中に、強く流れている。

だからといって、解決策なんてないわけで、

その喪失感を自覚しながら、

少しでも丁寧にきちんとすすんでいこう、と、

またいつもと同じ場所へと戻ってくるのでした。

 

 

 

 

話がしたいよ

 

持て余した手を 自分ごとポケットに隠した

バスが来るまでの間の おまけみたいな時間

街が立てる生活の音に 一人にされた

ガムと二人になろう 君の苦手だった味

だめだよ、と、いいよ、とを往復する信号機、

止まったり動いたり 同じようにしていても他人同士

元気でいるかな

この瞬間にどんな顔をしていたんだろう

一体どんな言葉をいくつ見つけただろう

ああ 君がここにいたら 君がここにいたら

話がしたいよ

ボイジャーは太陽系外に飛び出した今も

秒速10何㌔だっけ ずっと旅を続けている

それの何がどうだというのか わからないけど急に

自分の呼吸の音に 耳澄まして確かめた

体と心のどっちに ここまで連れてこられたんだろう

どっちもくたびれているけど

平気さ お薬貰ったし

飲まないし

どうやったて戻れないのは一緒だよ

じゃあこういうことを思っているのも一緒がいい

肌を撫でた今の風 底の抜けた空が

あの日と似ているのに

抗いようもなく忘れながら生きているよ

ねぇ一体どんな言葉に僕ら出会っていたんだろう

愛想笑い 綺麗事 夏の終わる匂い

まだ覚えているよ

話がしたいよ

今までの何だかんだとか これからがどうとか

心からどうでもいいんだ そんな事は

いや どうでもってそりゃ言い過ぎかも いや 言い過ぎたけど

そう 言ってやりたいんだ 大丈夫 わかっている

ガムを紙にぺってして バスが止まりドアが開く

 

  


BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」